2024/12/08 17:54
2024年11月15日〜18日、大阪堺にあるギャラリー蘖(ひこばえ)にてミツ4回目の個展が開催されました。
ギャラリーオーナーである辻大樹さんとオーガナイザー吉永薫さんによる地元堺に暮らす人々との交流の広さ深さに助けられて
和やかで温かな空気の中、無事に個展は幕を下ろしました。
堺駅前のホテルにミツとマキで5泊6日。毎朝チンチン電車(阪堺電車)の駅まで歩き、かわいらしいチンチン電車に揺られて
車窓からキョロキョロと堺の街並みを眺めてギャラリーまで通いました。
ギャラリー蘖は古き良き昭和の匂いをかすかに残す綾之町東商店街のアーケードにあります。
もともと呉服店を営んでいた物件を大工でもあるオーナー辻さんがリノベーションして作り上げた、間口は狭いけれど奥に細長ーく伸びる空間。
入口には間口の小さな焼き菓子屋さん「ヤドリ木」があり、沖縄での日々と変わりなく、仕事始めに淹れたての熱い珈琲をいただきました。
「ヤドリ木」さんではコラボ企画として沖縄のサーターアンダギーや沖縄素材のジュレをのせたパンナコッタ、そして人気のパン屋さん「フィセル」のアーサパン、黒糖パンも販売。個展を盛り上げていただきました。
個展が始まると想像を遥かに超えたお客様が足を運んでくださいました。
あまり関西の地のりには明るくない私たちですが、同じ大阪府内でも2時間近くかけて訪れてくださった方もいらっしゃいました。
初個展を開催させていただいた京都Star Poets Galleryからのお客様もたくさんいらしていただき、感動の再会を果たして。
そして沖縄読谷のわたしたちの拠点BLUE FORESTにご来店いただいた関西圏のお客様も、会いにきてくださいました。
毎回、個展で一枚の絵の前に立つお客様を見るともなしに眺めていると、ある時その方の人生が溢れて流れ出てくる瞬間があります。
みな様々な思いを一枚の絵に重ねていく。その時間を、とても大切そうに抱きしめているようにも見える。
人の数だけ人生がある。
人の数だけ抱えきれずに溢れる思いがある。
胸震わせて、またどこかへ、作品を持って出かけていきたいと思います。
ギャラリー蘖に足を運んでくれたみなさま、本当にありがとうございました。
BLUE FOREST
マキ